LOHAS(発音はロゥハス/ローハス/ロハス)とは、
Lifestyles Of Health And Sustainabilityの頭文字。
L | ifestyles (ライフスタイルズ)
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O | f (オブ)
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H | ealth (ヘルス)
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A | nd (アンド)
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S | ustainability (サスティナビリティ)
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アメリカの価値観調査の結果として生まれた概念なんですね。
LOHASとは、ココロとカラダに健康的な生活と地球環境保護を考えた、
人と地球が共存できる持続可能なライフスタイルであり、
それを生活の中で、さりげなく、それでいてしっかりと実践している人たちの総称なのです。
社会学者ポール・レイ氏と心理学者のシェリー・アンダーソン氏が、
全米の成人10万人を対象に10年にわたって実施した価値観調査の結果として、
2000年にアメリカで発売した書籍「The Cultural Creatives」の中で、その概念を報告しています。
その調査によれば、アメリカ人の価値観は3つの集団に分かれることが確認されたそうです。
それは「民主主義と科学技術を信奉する近代派(48%)」と「信心深い伝統派(24%)」。
それに続く第3の社会集団として、ロハス志向を持った「カルチュアルクリエイティブス〈Cultural Creatives〉」ということです。
彼ら「カルチュアルクリエイティブス」は、大量生産、大量消費を良しとする現代主義者への反発から誕生したとみられ、
60年代以降、徐々にその数を増やしてきており、
2000年の調査時点で全米の成人人口の少なくとも26%にあたる約5000万人、
EU諸国内の成人人口の約35%にあたる約8000万〜9000万人が、カルチュアルクリエイティブスだといいます。
そのカルチュアルクリエイティブスのライフスタイルの傾向としては、代替医療やスピリチュアルなことを信じ、たばこや麻薬などとは無縁で、平和を愛し、自然や地球との一体感を感じられ、
経済的に自立し、自分の存在価値を認めることができ、その中で消費生活を楽しむことがあげられています。
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(日本をロハスに変える30の方法/講談社より)